Raphaelについて(その2)

前回はRaphaelというバンドの概要について紹介しました(「その1」を参照)。
ここでは、Raphaelの曲の中で私が名曲だと思うものを5曲紹介していきます。

では早速1曲目「white love story」です。
この曲こそが私がRaphaelを知るきっかけとなった曲です。当時FANATIC CRISISの熱狂的なファンで、ボーカル石月努がパーソナリティを務めるラジオを毎週欠かさず聴いていたのですが、たまたまその中で紹介されたものです。
タイトル通りクリスマス曲なのですが、それ以外の時期に聴いても決して良さの色褪せない本当にキレイな曲です。パイプオルガンの調べで始まり、華月の格好良いギター、そしてYUKI伸びやかなボーカル。まさにこのバンドにしか演奏できない曲だと思います。

2曲目は「夢より素敵な」です。
本当に優しい曲です。誰もが何かしら不安なことを抱えて生きていく中で、誰かにこんなことを言ってもらえるだろうか、言ってもらえたらどんなに心強いか、そんなことを考えさせられる曲です。
この曲の歌うこんな優しい世界に、もっと華月が、Raphaelが生きてゆけたらどんなに素敵だったろうと思います。本当に運命は皮肉であると、つくづく思い知らされます。

3曲目は「花咲く命ある限り」です。
Raphaelでは珍しいアップテンポの曲ながら、詞の世界は華月そのものです。
20歳に満たない人生、音楽に没頭できた年月なんてわずかだろうに、この音楽性の幅の広さ。本当に天才だったんだと思います。だからこそ改めて、若くして亡くなったとこ、周りだけでなく本人がどんなに無念だったことか。
Raphaelの曲たちは、作り手の花が散った後も長く生き続けますように。

4曲目は「eternal wish〜届かぬ君へ〜」です。
この曲は詞とかメロディとか理屈でなく、未だに聴くと自然に涙が溢れてしまう曲です。とは言っても一応少し解説を。20歳にも満たない若者がこの壮大な世界観で詞を作れたこと、そしてそれを最大限表現できるバンドの力、さらにそれをしっかり歌い上げられるYUKIのボーカル力。どれが欠けても再現できない曲で、Raphaelというバンドが希有な存在であったことを改めて確認できる曲です。

最後、5曲目は「Dear」です。
この曲は「Love story-2000020220161101-」というRaphael最後のアルバムその他で聴くことができます。華月が亡くなってから発表されたものですが、作詩作曲は華月によるものです。
中身は恋の歌にも聴こえるのですが、遠くへ行ってしまって二度と会うことのできない誰かのために歌ったものにも聴こえるのです。それを自らが作って、残されたメンバーが歌うなんて、ちょっと涙なしでは聴けません。もちろん、そういった背景がなかったとしても、素直に名曲だと思います。
華月が亡くなって10年以上経ち、歌唱テクニックもグッと上がったYUKIが歌いあげます。

2回に渡ってRaphaelの紹介をしてきました。どの曲を聴いても名曲揃いだと思いますので、もし興味を持ったならどれか1曲でも良いので聴いてみてください。その世界観に静かに浸れることを保証します。

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