La’cryma Christiについて

La’cryma Christi(以下「ラクリマ」)というバンドをご存知でしょうか。「ヴィジュアル四天王」という以前の投稿でも少し触れたのですが、人気絶頂のときにはメンバーがドラマにレギュラー出演してしまうほどでした。

私が大学受験真っ只中の高校3年の時にちょうどベストアルバム「Single Collection」が出たので、その頃よく聴いていました。ラクリマの世界観に浸って、少し頭振りながら英単語詰め込んでいましたね。まあ傍から見たら完全に受験ノイローゼですよね(笑)。
余談ですが、V系聴きながら頭振って暗記する癖は、30代後半になった今も続いています。社労士の勉強もこのスタイルでした。何ででしょう。リラックスして、何となく頭に言葉が入る気がするんですよね。

まあ話は元に戻して、ラクリマに対する世間の認知が急激に高まったのは「With-you」と「未来航路」がオリコン10位と3位になったあたりからだと思います。ただ正直、私はこの2曲がラクリマの中でワースト1・2で嫌いです。甘ったるくて温すぎて、ちょっと聴くに堪えないです。この感想は10代のときから現在まで首尾一貫しています。なお、その後リリースされオリコン9位に入った「永遠」で私の中のワースト3曲が完成します。

また、ラクリマの人気が落ち始める「Lime rain」より後にリリースされた曲たちも、それまで割と重厚な世界観を大事にしていたラクリマらしさが抜け落ち、歌詞がシンプルに、いや薄っぺらくなってしまった気がして、私には受け入れ難かったです。

私の中でラクリマの名曲と思うのは、ラクリマが有名になり過ぎる前の曲、つまりオリコンのランキングには全く反映されていませんが、「Ivory trees」「THE SCENT」「Forest」の3曲かなと思っています。

まず1曲目の「Ivory trees」。
この曲がラクリマのメジャーファーストシングルですが、結局シングルの中ではこれが最高峰かなと思っています。導入のKOJIの印象的なギター、サビの独特の歌詞回し、TAKAの高音が気持ち良く活きるメロディライン、ラクリマの良さが一番濃縮された曲だと思います。

2曲目の「THE SCENT」。
詞の描く世界は比較的シンプルであるものの、決して薄っぺらい訳ではなく、心の中に染みわたります。ちょっと物悲しい感じが私には響き、受験当時何度も何度も聴いていました。2本のギターを筆頭に曲全体のもつ揺らぐような世界を絶妙に表現していて、とても心地良い曲です。

3曲目の「Forest」。
この曲こそが、la’cryma christiというバンドを体現した曲だと思っています。後にリリースされる「in Forest」の原型となった曲です。「in Forest」は爽快感、疾走感が気持ち良い曲ですが、それとは対照的です。歌詞は非常に似ているものの、漂う幻想的な佇まい、そして最後の歌詞、こちらの方が断然世界観が深く、バンド名とも通じています。

なお、ラクリマは既に解散しています。解散後のメンバーのその後は細かく追っていませんが、LEVINは前に石月努のソロライブへ行った時に、サポートドラムとして入っていたのを確認しています。またKOJIは元PIERROTのギタリストである潤とALvinoというバンドを結成していましたが、今は活動休止のようです。

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