生活保護は現金給付であるべきか(その3)

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私はこれらの投稿をするまで、生活保護の受給者は相当苦しい生活を強いられているものだと思っていました。それはそうですよね、やむなくみんなの税金で暮らしている訳ですから、そんなに良い生活をしている訳はないと。
しかし具体的に私の家族構成等で受給されるだろう金額を調べてみると、ちょっと驚きました。だってその金額は、私の月々の給料手取り額と数万円しか違わなかったのですから。私は年2回ボーナスがもらえるので、年収に直せばそりゃ大きく開くのですが、そうでなかったら働く気が少し失せるような金額でした。

なお、生活保護制度について色々調べようとしたのですが、計算根拠等の示されたものを探すことはなかなか難儀でした。そんな中、行政書士さんのサイトで具体的な金額を計算できるものを見つけました。上の感想は、そこでの計算結果を元にしたものです。

ところで話は変わりますが、数年前に私の住む神奈川県内の小田原市で、生活保護担当の職員が「保護なめんな」と書かれたジャンパーを着用していたことが問題となりました。
でも、キレイごと抜きにやっぱりなめんなって思っちゃいますよね、もしパチンコなんかに行かれた日には。そして上の計算結果では、実際にパチンコに行くだけの余裕のある金額が受給できそうなのです。

またそれよりも前に、大阪市が生活保護費のプリペイドカード方式を進めようとしたことがありました。結局これはプライバシーの問題や、そもそも制度自体が時期尚早であったとして頓挫して現在に至ります。
しかし私は、今一度生活保護行政について真面目に考えるべきときに来ていると思います。別にプリペイドカード方式にこだわる必要はないと思いますが、人様のお金で生活する以上、もう少しお金の使い道をクリアにしてよかろうと思います。

遊びたいのなら、遊べるのなら、生活保護など受けず真面目に働けば良いのです。お金の使い道というプライバシーに踏み込まれたくないのなら、自分で働いてプライバシーを確保すれば良いのです。権利だけ主張して、自身の労働義務を果たさないなんて、そんな虫の良い話があるでしょうか。やむにやまれず働けず生活保護を申請するような人間が、パチンコに行けるのでしょうか。

生活保護って、働きたくても働けない、自力で収入を得たくても得られない人達のための制度ですよね。今まさに、営業自粛等に伴い実際に事業を続けられない、倒産してしまった、働きたくても会社が休業中である等々、本当に働きたくても働けない人々が増えています。
今こそまさに、本当に保護すべき人をしっかりと選別する時期だと思います。普段もそうですが、今となっては特に、財源は無尽蔵でないのですから。

新型コロナウイルスの影響で経済活動がこれまでにない程停滞する中、誰もが苦しい生活を強いられているかと思います。しかしこの生活が苦しい時だからこそ、自分たちが選んだ政治家たちがいざというときどういう行動を取るのか、自分たちの納めた税金がどう使われるのか、切実さをもって考えることができる、ある意味良い機会だと思っています。

(終わり)

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