山梨~東京間を移動した新型コロナ陽性者について


Yahooニュースでこんな記事「山梨・高速バス移動女性の新型コロナ陽性発表・報道に見る「私刑」の構図」を見つけました。

個人的な感想として、記事の対象となっている新型コロナ陽性の20代女性について、感染してしまったそのこと自体は素直に回復を願うばかりですが、それ以外の点については一切同情の余地がないかなと思います。

もし自覚症状が出たのが2月中や3月上旬あたりであれば、しょうがないとも思えますが、4月下旬で味覚・嗅覚異常を本人が自覚していたのですからね。
そのとき既に、志村けんさんや岡江久美子さんのように、芸能人だって何人も亡くなっています。人々が新型コロナウイルスの恐ろしさを痛感している中、「もはやテロリスト」「もう逮捕でいい」といった意見がネット上で飛び交うのも当然の結果だと思います。
もし本人にウイルスをまき散らそうという意図はなかった、「故意」ではなかったとしても、人として通常備えているべき「想像力」があまりに欠けていると言わざるを得ません。

バーベキュー、整骨院の受診、ゴルフ練習。別に普段であれば他人からとやかく言われるようなことではないでしょうが、自覚症状もあって、社会がこれだけウイルスに対して過敏になっているのに、果たして今やりますかね。
ましてや、陽性であることがわかった後に、高速バスで帰りますかね。そのまま帰省した山梨に留まれば良いのに。自覚症状があったため、親兄弟にうつすかもしれないと覚悟の上で帰省しているはずなのに。まあこうした人に、論理の一貫性を求めること自体が不毛ですかね。

私は行き過ぎた私刑には同意しません。
しかしながら、メディア等を通じたバッシングその他が、このコロナ禍における各人の身勝手な行動を抑止する力になっているのもまた事実だと思います。

現状の法律では、自粛要請を無視した放埓な行動を罰せません。またそうした罰則を法律上に盛り込むには相当の時間を要するでしょうし、今はそんなことに時間を使っている場合ではないでしょう。医療崩壊を起こさせない体制を確立する、経済を必要以上に停滞させない等、いくらでも優先課題があるはずです。

先ほど私は、20代女性の「想像力」があまりに欠けていると書きましたが、ここまで世間のバッシングを受ければ、もう想像するまでもなく自分の行動の愚かさが自覚できたかと思います。自分の浅はかな行動で自分はおろか、家族にも迷惑をかける、と。
そして日本国内にいるであろうその他の「想像力」の欠けた人々にとっても、自分の軽はずみな行動が引き起こす帰結がよくわかったのではないでしょうか。

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