ポケットの中の戦争(その3)

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前回、子どもに観せる年齢を考えると書きましたが、その理由が流血シーンです。

ファーストガンダムでは、当時のアニメの技術的な制約もあったのか、流血シーンはそれほどリアルでなかったと思います。また続くZガンダムでも、流血シーンはほとんどなかったと記憶しています(むしろ精神的にきつかったのですが…)。

そんなガンダム作品の中で、ポケットの中の戦争ではかなりリアルに流血(リアル過ぎて鮮血といった感じでしょうか)が描かれています。
ネタバレするのであまり詳しくは書けませんが、モビルスーツ同士の戦闘でもそうですし、白兵戦でもかなりリアルに血しぶきが舞っています(ファーストガンダムのア・バオア・クーでの白兵戦とは比較にならないです)。
モビルスーツ絡みの流血では、アレックスが一番凶悪です。主人公機であるはずのガンダムを、ひょっとしたら嫌いになるかもしれません。

ところで、みなさんがリアルなガンダムの世界にハマったきっかけって何でしょう。私の場合は、スーパーロボット大戦シリーズ(スパロボ)に登場していたSDのガンダム達が一番最初の入口です。
スパロボ内のガンダム達はその使いやすさが魅力であり、どんどん好きになっていきました。そしてスパロボ内だけでなく、元の作品も知りたくなるというのは当然のルートだったのかなと思います。
しかしいざSDからリアルなガンダムの世界に入ってみると、そのシリアスな展開にまず違和感を覚えました。こんなはずじゃなかったと(SDのガンダムは可愛らしいし、スパロボ内では登場人物もほとんど死ぬことはありませんからね)。まあ私に限らず、どんな子ども達も必ず通る道でしょう。
ポケットの中の戦争については、特にそれが顕著かなという気がします。でもしっかりと観てほしいです。

これまで主にポケットの中の戦争の本編を紹介をしてきましたが、大事なことをまだ紹介していませんでした。それは、本編を挟むオープニング曲とエンディング曲についてです。
本編が良いのはもう言うまでもないのですが、椎名恵さんの歌うオープニング曲「いつか空に届いて」とエンディング曲「遠い記憶」がまた良いのです。結末を既に知ってしまっているせいかもしれませんが、このうち1曲でも聴いてしまうと、私は反射的に泣いてしまいます。
ただ、ガンダム曲としてではなく純粋に椎名恵さんの曲として聴いても、その透明感のある歌声に惹かれます。

話は逸れますが、YouTubeで椎名恵さんのLOVE IS ALLを聴いたとき、鳥肌が立ったことを覚えています。
ミーハーな性格なので、これまでアイドル曲もバンド曲もその他様々なジャンルの曲をたくさん聴いてきましたが、椎名恵さんは別格だと思いました。過去の映像でしたし、恐らく私の世代ではないと思うのですが、歌唱で人々からお金を取ることができる方というのは、こういう方なのだろうと思い知らされました。
新型コロナウイルスの猛威が落ち着いたら、是非とも生歌を聴きにライブへ伺いたいと思っています。

これまで3回に渡ってポケットの中の戦争の紹介をしてきましたが、私の拙い文章ながら少しでもその魅力が伝わっていたら幸いです。逆にもしその魅力が伝わっていなければそれは私の文章のせいですので、私の感想その他は無視して、是非一度DVDを手に取ってみてください。

(終わり)

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