ファイナンシャル・プランニング技能検定1級

前回、私が社会保険労務士試験の勉強をしていた当時のことを紹介しました。その際、5回目でやっと合格したと言いましたが、そこへ辿り着く前には、やはり腐りそうになってた時期がありました。そのときに何とかモチベーションを維持するために取った資格が、このファイナンシャル・プランニング技能検定1級(以下「FP1級」と表記します」)です。

なぜFP1級が、腐りそうなモチベーションを維持するために有効だったか。それは成功体験につながったからです。社労士試験に比べれば、当然FP1級の試験難易度は下がります。ただ、そんな試験であっても合格すれば、忘れかけた自分への自信を取り戻すきっかけになります。

FP1級は年度内に3回受験できます。社労士試験は当然年に1回しか受験ができないため、1度の失敗でその後の1年間を引きずります。一方のFP1級は、年度内に3回受験できますので、惜しいところで不合格になっても、年度内で挽回することが十分に可能なのです。

さらに、社労士試験とFP1級では試験範囲が一部重複しているので、比較的負担が少ないのです。FP1級にも年金や健康保険絡みの問題が出てきますが、社労士試験より単純な内容なので、社労士試験の大枠をおさらいするのにかえってちょうど良いのです。

さて、ここでFP1級の試験概要を紹介します。FP1級に合格するには、学科試験と実技試験の2つに合格する必要があります。この試験の特徴的というか、少し変わっているところは、試験の運営に2団体が関わっていることです。
学科試験は「一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)」 という1団体のみですが、実技試験については、「きんざい」と「日本FP協会」という2団体が関わっています。よって、学科試験に合格した後は、2つのうち自分の好きな団体の実技試験を選んで受験すれば良いのです。

なお、2つの団体が行う試験は、似ているようでかなり違いがあります。

まずは受験料です。学科試験の受検手数料8,900円は共通ですが、それとは別に、きんざいの場合は25,000円、日本FP協会の場合は20,000円かかります。ちなみに私は、5,000円を浮かすために日本FP協会の実技試験にしました。

もう一つは試験方式です。試験範囲等も若干違うのですが、決定的な違いは、きんざいが口頭試問、日本FP協会が筆記試験ということです。

最後の違いは、年度内の受検可能回数です。先ほど私は、年度内に3回試験を受けられると言いました。学科試験ときんざいが行う実技試験については、3回受検可能です。但し、日本FP協会が行う試験は年に1回なので、ここは注意です。

受検手数料5,000円を浮かすか、口頭試問か筆記試験か、年に3回勝負か1回勝負か。これは自分の相性で決めるしかないです。

さて、ここで参考までに(うろ覚えですが)私の使っていたテキストや問題集を紹介します。

きんざいのテキスト
きんざいの問題集

テキストも問題集も、きんざいのもので揃えました。理由は単純、試験の運営元だからです。傾向と対策を掴むのに、中の人以上に情報を持っている人はいないはずだからです。

なお、日本FP協会の実技試験について、私の受検当時は問題集等がなかったと記憶しています。ただ、日本FP協会の試験問題と模範解答がこちらに3年分あるので、これらが解ければ対策としては十分でした。
但し、ホームページには問題と解答しか掲載されていないので、解けなかったときの解説は、自分で考えるかネット等で調べる必要があります。

と思っていたら、今はあるようですね、ちゃんと問題集が。念のためAmazonで検索してみて良かったです。

日本FP協会実技

数年ぶりにFP1級の受検当時のことを思い出しながら書き出してみましたが、やはり受検事情はどんどん変わりますね。 受検当時は問題集がないことにまず驚きましたが、今はユーザーフレンドリーならぬ受検者フレンドリーに変わってきているようで、そこに驚きました。

資格取得が私の趣味の一つと、前にどこかで触れましたが、こうして改めて受検概要を振り返ってみると、資格取得というのはかなり金のかかる趣味だと思います(それまでは金のかからない趣味だと勝手に思い込んでいたのですが…)。

テキストと問題集を合わせて約10,000円、学科試験の受検手数料で8,900円、日本FP協会実施の実技試験の受検手数料で20,000円、合計およそ40,000円です。こうしてあえて合計額を出すと、もったいないなと思ってしまう自分もいます(一体何回飲みに行けるのだろう…)。

参考までに、社労士は受験手数料が9,000円ですので、5回目でやっと合格した私はそれだけで45,000円です。テキストや問題集も3回は買い替えたと思うので、一通り揃えるのに最低10,000円とすれば、30,000円は出していると思います。
(なお、何回かはケチって、古いテキストや問題集を手書き修正の上で法改正等に無理やり対応させましたが、さすがにそれを2連続で続けることはできませんでした)
これらを足し合わせると、最低でも合計75,000円になります。

次は何の資格を取ろうかしら。いや、そもそももっと安上がりな趣味を探した方が良いかもしれません。