「007 トゥモロー・ネバー・ダイ」から思うこと(その1)

新型コロナウイルスの影響による外出自粛で、休日は読書と共に録り溜めたビデオを観ることが増えました。
ここ最近テレビ東京で007シリーズの放送が続いていたので、専らそれを観ています。ジェームズ・ボンド役はロジャー・ムーアやピアース・ブロスナンが色気とユーモアがあって良いですね。先代のピアース・ブロスナンが好き過ぎて、現ボンドのダニエル・クレイグ出演作は食わず嫌いで一度も観たことがありません。

ところで表題のとおり、先日「トゥモロー・ネバー・ダイ」を観ていたのですが、その中で非常に興味深いセリフがありました。
ラストでボンドが敵のボスであるメディア王「エリオット・カーヴァー」を倒す際に、「メディアは大衆の欲すものを流すべし」といったニュアンスのセリフを吐きかけるのです。

このセリフを聞いたときに、私のスマホのヤフーニュースには、何でウーマンラッシュアワー村本のつまらない発言とか、ジャンク記事ばかりが上がってくるのかしらと思ったのです。私の閲覧歴が悪いせいですかね、ひょっとして?
それにしたって、スポーツ新聞の記事ばっかりだし、その内容もひどいときには芸能人のTwitterの引用だったり、バラエティ番組内での発言がそのまま記事になっていたり、これって中身あります?

先ほどのボンドのセリフのように、メディアが大衆のオーダーに応えようとしてこうしたジャンク記事を大量に流しているのだとしたら、そういったものを読み手が求めていると思っているのなら、我々メディアの受け手は相当舐められていると思います。

いやそれとも、実際に大半の人々がそういったジャンク記事を望んでいるのかしら?

確かに、頻繁に芸能人の不倫だの浮気だのがこぞって流されますから、やっぱり皆さんそういった内容に興味があるんですかね。私は一切興味ないのですが。そもそも不貞行為を犯したのであれば、身内その他に謝れば良いことであって、何で社会に謝らなきゃいけないのでしょう。
ましてや、自分の不貞行為を死に物狂いでおっかけて、やっと掴んでわざわざ白日の下にさらしたメディア。そしてそのメディアのレポーターから「恥ずかしくないんですか?」「申し訳ないと思わないですか?」とか、一体どの口が言ってるのでしょうかね。
不貞行為という決して人に褒められたことをしている訳じゃないでしょうが、他人のプライバシーにズカズカ入り込んできた連中にそんなこと言われても、素直に謝りたいと思いますかね。私がもしその立場だったら、単純にムカつくだけだと思います。

これが立法、行政、司法に次ぐ第四の権力なのかと思うと、恥ずかしいと思いますね。まあ、他の3権力だって、決して褒められた状況にないことが多いのですが。そして我々も、こうした権力に対する姿勢を今一度問い直す必要があるのかもしれません。

(「その2」へ続く)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。