キッズスペースで憂えた話

表題の出来事は、うちの長男が幼稚園に上がる1~2年くらい前の頃、5~6年前くらいの話です。
もちろん今は、新型コロナウイルスの影響でキッズスペースどころか小学校は休校、幼稚園も休園です。それだけでは足りず、うちは感染が怖くて子どもたちは自宅に缶詰め状態です。

当時の概要はこうです。
対象のキッズスペースは百貨店内にある屋内型のキッズスペースで、ままごとセットや2階建てのちょっとした小屋等が置いてあります。
ままごとセットで遊んでいれば特に問題ないのですが、小屋は2階へ続く階段も狭く、小っちゃい子同士がすれ違うには幅が狭かったのです。

その頃まだちょっと階段歩きが不安定だった長男は、自分が階段から転げ落ちないか怖かっただけでなく、他の子どもを巻き込んで落ちてしまうかもしれないという怖さで、常に私が長男の後ろをうろついて見張っていました。

そんなとき私がふと気付いたのは、私のようにキッズスペースの中にまで入り込んで子どもを追っかけている親はほとんどいないということでした。
もちろん、うちの長男よりも年齢層が上で、親が細かく見守る必要がない子どもも確かにいました。でもそれ以外のほとんどの子どもは、うちとほぼ同世代に見受けられました。

放任主義というご家庭も当然あるでしょう。しかしキッズスペースの周りのギャラリーにいたほとんどの親は、スマホいじりに没頭して、子どものことなど全く見ていなかったのです。子どもの代わりにスマホ産んだのかってくらい。没頭する相手が逆だろって思いましたね。他のご家庭の親って、本当に自分の子どもに無関心なんだなって、このときけっこうショックを受けました。

高橋名人も言ってましたっけ、ゲームは1日1時間までって。親が子どもに躾をする場合、テレビも任天堂スイッチもスマホゲームだって込みで1日1時間までですよね。子どもに言うからには親だって。

私は好きで自分の子どもの面倒をみていますし(というか、ちゃんとみていなきゃダメ!)、余力があるから他の子どももついでに見てましたけど、やっぱりモヤモヤしましたね。大いに余計なお世話ですけど、この子たちが家に帰った後、どういう状況に置かれているのかなって。
少子化ってお金の面ももちろんシビアな問題だと思いますけど、そもそも子どものこと(つまりは人間のこと)好きじゃない人が増えたのかなって、何となく思うんです(まあ過去のことを知らないから比較はできないんですけど)。

ネットその他のおかげであまり不自由なく暮らせるようになってきた世の中、何を苦労してわざわざ子どもを育てるのか、そう思う人が増えてもおかしくないのかなとは客観的に思います。
子どもが4人いる我が家は、傍から見たら正気の沙汰ではないかもしれません。ただ、我が家は私も妻も単純に子どもが好きだから、育てています。というより、育てているという感覚もなく、楽しいから毎日を一緒に過ごしていると言った方が正しいかもしれません。

最初は自分でも何で今さら過去のキッズスペースのことを思い出したのかなと思ったんですが、ここまで書いてみて、今だからこそかなと思いました。
社会全体が新型ウイルスの影響に晒される中、自分の子どもに関心の薄い親たちに育てられている子どもたちは、一体どういった状況に置かれるのかと、単純に憂えたからだと思います。

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